これに当てはまれば危険?マンション売却で失敗する人の特徴

公開日:  最終更新日:2017/01/11

マンション売却はとても大きなお金が動く取引きで、慣れない専門用語は多かったり、 ネットで検索してみると私はこんな失敗しましたなんて言う体験談も数多く見かけるので、不安を感じてしまう方も多いですよね。結論から言いますと、マンションの取引は実際に失敗する方もいます。

普段あまり経験する機会が無い事ですから仕方がないとは言え、やっぱり誰でも後悔は避けたいモノ。ここではマンションの売却をする時にありがちな落とし穴についてご説明します。

売って良かった!と思えるような売却ができるよう、注意点をしっかり頭に入れておきましょう!

  • 近所の不動産会社に仲介をお願いする
  • タイトなスケジュールで家の売却を進めるのは絶対NG
  • 高い売値をつけてしまうと結果的に損することも
  • わからない用語をうやむやのまま売却を進めるのは危険

近所の不動産会社に仲介をお願いする

近所の不動産会社に仲介をお願いする事自体が間違った方法ではなく、気をつけるべきは仲介を依頼する過程です。通常、不動産会社に来店して売却の相談をして査定してもらい、媒介契約を結び仲介してもらうのですが、気をつけて欲しいのが、数社に相談したかどうか?です。

失敗している人は1社にしか相談せずに媒介契約を結んでいる人が多いという特徴があります。どうして失敗するかというと、もし、相談した不動産会社の査定が本来の相場価格よりも下回っていて、そのまま売ったとしたら低い価格で売る事になりますよね?

例えば、3社に相談して査定依頼していたら、1社目:2800万円、2社目:3200万円、3社目:3300万円など比較する対象があるため、一番査定額が低い1社目の会社に頼みませんよね?

査定価格には根拠がないといけませんので、単純に査定価格だけで決める事はできませんが、1社だけでは、査定価格も根拠も他の会社と比較できません。基準がないのに選べるわけありませんので、必ず数社に査定依頼をして比較した上で仲介をお願いしないと失敗します。

タイトなスケジュールで家の売却を進めるのは絶対NG

売りに出す理由は人それぞれで、転勤やお子さんの進学、家族が増えて手狭になった、都会にある家を売って田舎で暮らす等様々な理由がありますが、 大概の場合、売却をするベストタイミングと言うのは数か月前に分かっているもの、進学であれば春休み、家族が増えるのであれば出産前の安定期など引っ越しと同時に手離したいですよね。

そのベストタイミングがわかった時点ですぐに動き始めましょう。一番いけないのはベストタイミングが近付いてから慌てて動き出す事です。

引っ越しをした後も今の家をしばらく所有していられるのであれば問題ありませんが大抵の方は今のマンションを売却した資金でローンを完済したり、新居の購入費用に充てたり…売却資金の使途が決まっている事が多いものです。つまり引っ越しのタイミングが来たと同時に、手元に売却資金が入って来る事が重要です。

マンションを売る時は書類の準備から不動産業者の選定・契約行為など、思っている以上にやらなくてはいけないことがたくさんあり、まだ2ヶ月もあるから大丈夫とノンビリしていては、アッという間に引っ越しの時期になってしまい、慌てて売りに出したものの買い手が付かない……そうなると、もう待ってはいられません。

引っ越しまでに急いで売却資金を用意するには、泣く泣く安い金額で売却するしかありません。取引の相手から見てあなたが今月末までに売却資金を必要としてるとなれば、なんとしても売らざるを得ないあなたの足元を見て相場より安い金額を掲示してくる可能性が充分にあります。

早く動いてさえいればと後悔しても後の祭りです。引っ越しをするタイミングがわかった時点で、早め早めのスケジュールを立てましょう。

高い売値をつけてしまうと結果的に損することも

意を決して購入したマイホーム、せっかく売却するのなら少しでも高い値段で売りたいと思うのは皆さんに共通することでしょう。

マンションの価格と言うのはウン十万円・ウン百万円と変動することも珍しくなく、普段の金銭価格とケタが違うので売却価格を決めるにも迷ってしまいますよね。マンションには、近隣の取引事例や条件が類似した物件から算出した相場と言うのがありますので、基本的にこの相場を元に価格を決めていきます。

例えば所在階やバルコニーの向きなど似た条件の部屋がいくつもあり、そういった部屋が取引された時の価格が参考になるのです。とは言え全く同じ条件のものが無いのもマンションの面白いところ。

同じマンションで同じ間取でも所在階が高ければ売却価格も高くなりますし、同じ階でも角部屋で3方向から陽当たりがあればより条件が良くプラスアルファの価格が付けられる訳です。他にも価格を上乗せできる要素はたくさんあり、広いルーフバルコニーが付いていたり、近所の花火大会をリビングの窓から眺められたり、リフォームをして間もなかったり……

住んでいる人の快適性を増す要素があればその分売却価格に反映されます。ここで注意すべきは、むやみに高い価格で販売することはとっても危険です。今はインターネットを使えばあらゆる情報を入手できる時代ですので、あなたがこのページで知識を得ているのと同じように、マンションに関して詳しい情報を仕入れている一般消費者がたくさんいます。

自身のマンションを過大評価し高い価格を付けたとしても、それが本当に見合った価格かどうかすぐに見抜かれてしまいます。売買契約と言うのは価値と価値の交換で、この不動産にはこの金額の価値があると思った人同士が、同じ価値の不動産と金銭を交換する訳です。

どちらか一方の価値だけが高く設定されていては、いつまで経っても買い手はつきませんし、長期間売りに出されているマンションと言うのはマイナスのイメージを持たれ易いですから、そうこうしてるうちに機を逃してしまい、いわゆる売れ残りマンションというヤツになってしまいます。

そうなってしまうと結局ギリギリになって価格をガクンッと下げざるを得なくなってしまいますので、販売を始める段階から適正な価格設定をし、より多くの人にマンションを見てもらえるよう心がけましょう。

わからない用語をうやむやのまま売却を進めるのは危険

マンションの取引には聞き慣れない用語がたくさん出てきます。

民法や建築基準法・宅地建物取引業法など、普段は接する機会が少ない法律に基づいて取引きが行われるので当然の事と言えるでしょう。こう言った慣れない取り引きを安全かつスムーズに進めるためにプロの不動産業者に依頼する訳です。かと言って何もかも不動産業者に任せっきりにするのは禁物です。

不動産業者としては的確な言葉でしっかり説明したつもりでも、消費者側がイマイチ理解できていなければ取引きを進める中で必ず歪みが生じます。以前こんな事がありました。

ご年配の老夫婦が老後は交通の便が良い都心部がいいと、郊外の一戸建てを売却し都内のマンションを購入されました。この老夫婦、郊外の不便さにウンザリされていたのでなるべく早い時期でのお引越しを希望されていため、不動産業者はそれならば、手っ取り早く一括決済にしましょう!と提案したのです。

この一括決済の意味、皆さんお解りですか。売買契約をする時は通常契約と決済の2回に分けて取引きが行われます。

まず契約をして、両者合意のうえで売買契約書に署名・捺印をし契約は締結される訳ですが、まだ契約は完了おらず、書面上でのやり取りが済んだに過ぎないのです。

その後引越しの準備をしたり、売買代金を支払うためのローンを組んだり、いわば引渡しの準備期間、そして契約から約1ヶ月前後経った頃に決済となり、この決済で実際に代金の授受を行い、鍵を受け渡し、所有権が買主に移転するのです。

この決済を持って契約行為が完了します。一括決済とはこの引渡しの準備期間を置かず、契約を締結したその日に金銭の授受や鍵の引渡しを行い、1日で契約~決済を完了させてしまう事を指します。少し慌しい感じもしますが、売主がすでに引越しを終えていて、買主も代金の準備ができていれば充分可能な取引きです。

ですが老夫婦はこの一括決済の意味をしっかり理解されておらず、言葉の印象から一戸建てとマンションを一緒に決済するのかなとぼんやりイメージされていたそうです。まぁ契約してから1ヶ月もあればマンションへの引越し準備もできるだろうと思っていた老夫婦、いざ一戸建ての売買契約へ行ってみたところでは鍵のお引渡しをお願いしますと言われビックリしてしまいます。

これから引越しの準備をして1ヶ月後に新居へ、と思っていた老夫婦からしてみれば無理もなく、契約と同時に引き渡すなんて夢にも思ってませんでしたから、一戸建ては今まで生活していた状態のままで鍵を渡すなんてできるワケがありません。

老夫婦は突然そんな事を言われてしまい、驚きと不安が一気に込み上げ老人からいきなり家を取り上げるなんて何事だ!と怒り出してしまいました。

このケースは買主側が引越しを遅らせる事ができたので、決済を後日改めて設定する事で事無きを得ましたが、もし買主側が契約直後に引越しの段取りをしてしまっていたら大問題です。

これはほんの一例ですが、どちらか一方が言葉の意味を理解していなかった為に誤解が生じてしまうケースは多々あり、不動産業者は消費者の目線に合わせより解りやすく説明する義務がありますが、取引に慣れている不動産業者からすると消費者が理解していないか把握できない事も少なくないのです。

その為もしイマイチ解り辛いなと感じた場合は、理解できていない旨をハッキリ伝え解るまで説明してもらいましょう。不動産の取引は高額な上に慣れない事が多いので不安が付き物です。

取引の当事者は不動産業者ではなく、あくまでもあなたです。当事者意識をしっかり持ち、トラブルや危険を回避するために必要な知識を得て取引きに臨むよう心がけましょう。

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